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受け口(反対咬合)

受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、「反対咬合」や「下顎前突」とも呼ばれます。噛み合わせが逆転しているため、見た目の違和感に加えて、発音や咀嚼に支障をきたすことがあります。

原因要因

受け口は、骨格的な要因(下顎の発育が大きい、上顎の発育が小さい)に加えて、舌の使い方や口呼吸、幼少期の姿勢のクセなどの後天的な要因も影響します。遺伝と環境の両面が関係すると考えられています。

早期発見のポイント

お子さんの前歯が生え始めた頃に、上下の歯の噛み合わせが逆になっている場合は、受診を検討することをおすすめします。食べ物を噛みにくそうにしていたり、しゃべり方に違和感があったりすることも早期発見のヒントになります。

放置した場合のリスク

受け口を放置すると、顎の骨格のバランスが固定されてしまい、将来的に外科的処置が必要になる場合があります。また、噛み合わせのズレによって、発音障害や顎関節への負担がかかる可能性もあります。

治療方法

成長期においては、顎の骨の発育をコントロールする矯正治療(顎顔面矯正)や、舌や呼吸のトレーニング(MFT)によって、バランスの取れた発育を目指します。取り外し可能な装置を使用することが多く、お子さんの負担が少ない治療法です。

治療のタイミング・対象年齢

受け口の改善は、できるだけ早期の対応が大切とされています。特に3〜6歳頃の段階で顎の成長に介入することで、骨格のバランスを整えるサポートがしやすくなるとされています。気になる症状が見られたら、早めのご相談をおすすめします。