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お子さんの将来の虫歯リスクは3歳頃までの生活習慣が大きく影響するといわれています

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因となる菌は存在していません。こうした菌は、食器の共有などを通じて周囲の大人から移り、3歳頃までに定着するといわれています。
とはいえ、菌の感染を過度に気にしてスキンシップを控えすぎてしまうと、お子さんとの関係に影響を与える可能性もあります。ご家族全体でお口の健康に気を配ることで、過度な制限をせずに虫歯のリスクを抑えることが可能です。
また、早い時期から歯科医院に慣れておくことも、将来の虫歯予防に役立つとされています。目安として、上の前歯が2本生えた頃に一度受診しておくとよいでしょう。

乳歯から永久歯へ生え変わる時期が重要です

赤ちゃんは生まれた時点では、虫歯の原因となる菌を持っていません。ですが、家族との食器の共有などを通じて、菌が移り住み、3歳頃までにお口の中に定着するとされています。
だからといって、スキンシップを極端に控えるのは、親子の大切な時間を減らしてしまうことにもなりかねません。ご家族全員が日ごろからお口のケアを意識し、虫歯を防ぐ取り組みを行うことで、触れ合いを大切にしながらお子さんのお口の健康を守ることができます。
また、3歳になる前から歯科医院の雰囲気に慣れておくことも、将来の虫歯予防に役立ちます。特に、上の前歯が2本そろった頃が、初めての受診に適したタイミングです。

小児歯科治療の流れ

  • カウンセリング

    初診時には問診票にご記入いただき、その内容をもとにお話を伺います。治療に入る前に、患者さんのご希望やご不安な点などを丁寧に確認し、安心して治療に臨んでいただけるよう努めております。
    お子さんの場合は、アレルギーや持病の有無、体調の傾向なども大切な情報となります。安全でスムーズな診療を行うためにも、事前に詳しくお知らせいただけますと助かります。気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

  • 検査・診断

    お口の状態を正確に把握するため、必要な検査を行います。その結果をもとに、治療の内容や流れ、期間、費用の目安についてわかりやすくご説明いたします。ご理解・ご納得をいただいた上で、次のステップに進んでまいります。

  • 親御さんへの説明

    検査・診断の結果をもとに、お子さんの現在の口腔内の状態や、必要な治療について詳しくご説明いたします。
    むし歯の有無や進行度、歯並び・噛み合わせの問題点などを画像やレントゲンを使いながら、わかりやすくお伝えします。
    また、治療の必要性や優先順位、ご家庭で気をつけていただきたいこと(仕上げ磨き、食習慣、姿勢など)についてもご説明し、親御さんのご意見やお子さんの様子もふまえて、治療の進め方を一緒に考えていきます。
    ご理解・ご納得いただいたうえで、治療へと進めてまいります。

  • お子さんとの信頼を築く

    お子さんがリラックスして診療を受けられるよう、まずは信頼関係を築くことから始めます。見慣れない機械や独特なにおい、慣れない空間に不安を感じやすいお子さんにとって、診療前の安心感はとても重要です。
    処置に入る前には、使う器具を実際に見せながら、わかりやすく説明いたします。事前に伝えた内容と異なる対応は決して行わず、お子さんが安心して臨めるよう配慮しています。
    お子さんのペースを尊重しているため、必要に応じてその日は治療を行わず、院内の雰囲気に慣れるだけの時間を過ごすこともあります。あらかじめご理解いただけますと幸いです。

  • 治療

    医院の雰囲気やスタッフに慣れてきた段階で、実際の治療に入ります。痛みや恐怖をできるだけ感じさせないよう、優しく声をかけながら、お子さん一人ひとりに合わせて進めていきます。

  • 定期メンテナンス

    治療が終わったあとは、虫歯などの再発を防ぐための定期的なメンテナンスをおすすめしています。フッ素塗布やシーラント処置、クリーニング、歯みがきのアドバイスなどを通じて、お子さんのお口の健康をしっかりサポートします。

痛みへの配慮を徹底した麻酔処置

まずは歯ぐきに表面麻酔を塗布し、針を刺すときの刺激を感じにくくします。その後、極細の針を使った自動麻酔器で、麻酔液をゆっくりと一定の圧で注入することで、痛みや違和感を極力抑えます。
痛みに敏感なお子さんでも、できる限り不安を減らせるよう配慮しています。

保護者の方へご協力のお願い

お子さんのお口の健康を守るためには、定期的な予防処置や必要な治療が欠かせません。
ただし、小さなお子さんは、慣れない環境に不安や緊張を感じやすく、ご家族のあたたかいサポートがとても重要です。
お子さんが前向きな気持ちで歯科医院に通えるよう、ご協力をお願いいたします。

  • お子さんに歯科医院へ通う意味を伝えましょう

    歯の健康を守ることの大切さは、大人にとっては当たり前でも、お子さんにはまだピンとこないこともあります。
    「歯医者さんで頑張ったらごはんがもっとおいしくなるよ」「虫歯にならない強い歯になれるよ」といった前向きな声かけが、お子さんのモチベーションにつながります。
    ご自身の歯科通院の体験を、楽しかったこと・ラクだったことなど前向きなエピソードとして話してあげるのも効果的です。
    反対に、「頑張らないともっと痛くなるよ」「言うこと聞かないと大変なことになるよ」といった脅すような言葉は、不安を大きくし歯科への苦手意識につながるため避けましょう。

  • 嘘で誘わず、信頼関係を大切に

    お子さんを歯科医院に連れて行く際、「遊びに行く」など事実と異なる説明をすることは、かえって歯医者への不信感を招く原因になります。
    また、「頑張ったらおもちゃを買ってあげるね」といった約束も、守られなければお子さんにとって“嘘”になってしまいます。守れない約束は避けましょう。
    小さな頃から歯科医院で定期的な検診を受ける習慣をつけ、普段から歯医者さんの存在を自然なものとして伝えておくことで、お子さんの不安を和らげることができます。

  • よく頑張ったときには、たくさん褒めてあげましょう

    大人にとっては簡単に感じることでも、お子さんにとっては大きな挑戦です。緊張しながらも一生懸命がんばったときは、「えらかったね!」「すごいね!」とたっぷり褒めてあげてください。
    その経験が自信となり、「また頑張ろう」と思えるようになります。
    もしうまくできなかったとしても、責めたり叱ったりせず、何が難しかったのかを優しく聞いてあげることで、次回への前向きな気持ちを育むことができます。