1. 小児歯科で子どもが怖がる理由とは
2. 小児歯科で怖がる子どもへの治療の手順と対応方法
3. 小児歯科で怖がる子どもが継続して通院するためのポイント
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
「子どもが歯医者を怖がってしまい、なかなか治療を受けられない」と悩む保護者の方は少なくありません。小児歯科では、無理に治療を進めるのではなく、子どもの気持ちや成長に合わせて段階的に進めることを大切にしています。治療の手順や歯医者での対応を知っておくことで、保護者の方も落ち着いて子どもをサポートしやすくなるでしょう。今回は、小児歯科で怖がる子どもへの対応や治療の手順について、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科が解説します。
1. 小児歯科で子どもが怖がる理由とは
子どもが歯医者を怖がる背景には、さまざまな理由があります。その原因を理解しておくことで、ご家庭でも適切な声かけや準備がしやすくなります。
①初めての場所への不安
初めて訪れる歯医者では、見慣れない設備や診療台、独特の音やにおいなどに戸惑う子どももいます。何をされるかわからないという気持ちが、不安や恐怖につながることがあります。
②痛い治療を想像してしまう
「歯医者は痛いところ」というイメージを持っていると、実際に治療を受ける前から怖く感じることがあります。家族や周囲の会話が影響する場合もあるため、伝え方には配慮が必要です。
③じっとしていることが難しい
小さな子どもは長時間同じ姿勢で過ごすことが苦手です。口を開け続けることや診療台に座ること自体が負担となり、不安な気持ちが強くなることがあります。
④過去の経験が影響する
以前に痛みを伴う治療や嫌な経験があった場合、その記憶から歯医者を避けたがることがあります。一度の経験が長く影響することもあるため、慎重な対応が重要です。
⑤保護者の緊張が伝わることもある
子どもは保護者の表情や言葉をよく見ています。保護者が不安そうにしていると、その気持ちが子どもにも伝わり、さらに緊張してしまう場合があります。
子どもが歯医者を怖がる理由は一人ひとり異なります。原因を理解し、子どもの気持ちに寄り添いながら少しずつ慣れていくことが、継続して通院するための第一歩です。
2. 小児歯科で怖がる子どもへの治療の手順と対応方法
小児歯科では、子どもが落ち着いて診療を受けられるよう、一人ひとりの様子に合わせて段階的に治療を進めます。無理に治療を始めるのではなく、少しずつ歯医者の環境に慣れてもらうことを大切にしています。
①診察とお口の状態の確認
まずはお口の中を確認し、むし歯や歯ぐきの状態を診査します。必要に応じてレントゲン撮影を行い、治療が必要な部位や進行状況を確認しながら今後の方針を検討します。
②診療台や器具に慣れる練習
治療に入る前に、診療台へ座る練習や器具を見る時間を設けることがあります。口を開ける練習や水を出す器具を体験することで、少しずつ不安を和らげていきます。
③子どもの様子に合わせて治療を進める
治療中も子どもの表情や反応を確認しながら進めます。一度に多くの処置を行わず、必要に応じて複数回に分けることで、負担を軽減できる場合があります。
④保護者への説明と協力
治療内容や注意点は保護者にも丁寧に説明します。家庭での声かけや歯みがき習慣なども含めて協力しながら進めることで、子どもも落ち着いて治療に取り組みやすくなります。
⑤治療後も前向きな経験につなげる
治療が終わった後は、できたことを認めながら次回の通院につなげます。歯医者での経験を前向きに積み重ねることで、将来の通院への抵抗感を減らすことが期待できます。
小児歯科では、子どもの気持ちを尊重しながら段階的に診療を進めます。焦らず少しずつ慣れていくことが、継続した通院やお口の健康維持につながります。
3. 小児歯科で怖がる子どもが継続して通院するためのポイント
歯医者での対応だけでなく、ご家庭での準備や接し方も子どもの気持ちに大きく影響します。日頃から前向きな習慣を取り入れることで、歯医者への不安を和らげやすくなります。
①前向きな言葉で伝える
「痛くないから大丈夫」と言うよりも、「先生がお口を見てくれるよ」など、診療の目的を穏やかに伝えるほうが子どもも受け入れやすくなります。
②歯医者をごほうびや罰にしない
「言うことを聞かないと歯医者へ行くよ」といった伝え方は、歯医者への恐怖心を強めることがあります。日頃から前向きな存在として伝えることが大切です。
③体調の良い時間帯を選ぶ
眠い時間や空腹時は機嫌が悪くなりやすいため、子どもの生活リズムに合わせて予約すると落ち着いて診療を受けやすくなります。
④定期検診から通院を始める
痛みが出てから初めて受診するよりも、定期検診で歯医者に慣れておくと、治療が必要になった場合も受け入れやすくなることがあります。
⑤家庭で毎日の口腔ケアを続ける
仕上げ磨きや規則正しい食生活を続けることで、むし歯の予防につながります。治療が必要になる機会を減らすことは、歯医者への苦手意識を軽減することにもつながります。
子どもが歯医者を怖がらないためには、ご家庭と歯医者が協力して取り組むことが大切です。日頃から前向きな声かけと予防習慣を続け、無理のない通院につなげていきましょう。
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
千葉県市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科では、発育段階にあるお子さんの将来を見据えた小児歯科・小児矯正治療を提供しています。
子どもの心身的な負担に配慮しながら、保護者のお考えや子どもの成長、口腔内の状態を考慮した適切な治療法のご提案に努めています。
①乳歯(子どもの歯)・生え変わったばかりの永久歯(大人の歯)のむし歯予防
むし歯予防の基本はお家でのセルフケアです。お子さんご自身が正しい歯磨きが行えるようレクチャーを行います。また保護者へ仕上げ磨きのコツや効果的な歯科用品のアドバイスを行っています。
子どもの歯自体をむし歯菌からバリアするためにフッ素塗布やシーラント充填(奥歯の溝を埋める処置)も行っています。
②正常な成長を促して歯並びを改善する小児の「顎顔面矯正」
顎顔面矯正とは、顎(あご)や顔面の骨格のバランスを整える治療のことです。一般的な歯列矯正が「歯をきれいに並べる」ことを目的とするのに対し、顎顔面矯正は「顎の成長や骨格全体の調和を改善する」ことを目的としています。
《顎顔面矯正の特徴》
1. 骨格レベルでの改善
上顎・下顎の位置や大きさのバランスを整える
歯並びだけでなく、顎の成長や噛み合わせ、顔貌の調和を目指します
2. 成長期の子どもを対象にすることが多い
成長を利用して骨格の発育をコントロールできる
早期治療(5~12歳ごろ)により、抜歯や外科手術のリスクを減らせる
3. 成人にも適応される
顎変形症などの場合は、外科手術(外科的矯正)と併用することが多い
成人矯正ではスプリントや外科矯正を組み合わせることもある
《具体的な治療方法》
・急速拡大装置(RPE):上顎を広げるための装置
・フェイシャルマスク:上顎の前方成長を促す
・機能的矯正装置:下顎の成長を誘導
《顎顔面矯正が適応されるケース》
・上顎または下顎が前後的にずれている(出っ歯・受け口)
・顎が狭く、歯が並ぶスペースがない
・顔の左右非対称が気になる
・咀嚼や発音に問題がある
《顎顔面矯正のメリット・デメリット》
◎ メリット
・顔貌や噛み合わせの調和を目指せる場合があります
・抜歯を回避できる可能性がある
・呼吸や発音に関連する口腔機能の改善が期待できる場合があります
✖ デメリット
・成長期を過ぎると効果が限定的
・矯正期間が長くなる場合がある
・痛みや違和感を伴うことがある
顎顔面矯正は、特に成長期の子どもにとって有効な治療法ですが、成人でも適応できるケースがあります。患者さんの骨格や症状に応じた適切な治療計画が重要です。
③MFT(口腔筋機能療法)
口腔筋機能療法「MFT」(Oral Myofunctional Therapy)とは、食べる(咀嚼)時、飲む(嚥下)時、発音時、呼吸時の舌や口唇の位置の改善を目的とした各種トレーニングです。MFTを継続して行うことで口腔周囲の筋肉バランスを整え、癖を直すことができます。特に指しゃぶりと舌癖は、MFTでの症状改善が期待できます。
当院は小児口腔発達不全学会の認定資格の「口腔機能支援士(ORFS)」の歯科衛生士が在籍し、導入時の指導説明からアクティビティの指導まで正しい知識の元、子どもの発育をサポートしています。
《使用する装置》
プレオルソ矯正:就寝時を中心にマウスピースを装着しながら、お口の周囲の筋肉や舌の使い方を整えることを目的とした装置です。プレオルソ単独で歯並びを整えるというより、口呼吸や舌癖、お口ポカンなどの口腔機能の改善を目的として使用することがあります。
詳細は以下サイトページをご覧ください。
https://srdc.jp/menu/child/
まとめ
子どもが歯医者を怖がる理由には、初めての環境への不安や過去の経験、診療への緊張などさまざまな要因があります。小児歯科では、子どもの様子に合わせて段階的に治療を進めるため、無理に処置を行うのではなく、少しずつ慣れてもらうことを大切にしています。また、ご家庭での前向きな声かけや定期検診も、落ち着いて通院するための大切な取り組みです。小児歯科についてお悩みの方は、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科までご相談ください。
監修:下総中山アール歯科 院長 若林 孝宏
略歴
- 2007年 明海大学歯学部 卒業
- 神奈川歯科大学臨床研修
- 某県法人 勤務
- 某県法人チーフドクター
- 某県法人副院長
- 都内法人副院長
- 2018年 下総中山アール歯科 開業
所属学会・資格
- 日本歯科医師会
- 千葉県歯科医師会
- 市川市歯科医師会
- 日本顎咬合学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本顎関節学会
- 日本顕微鏡学会
- 日本メタルフリー学会、他
- 歯科医師臨床研修 指導医
- 市川市立新井小学校 校医
- ペリソルブ・カリソルブ認定医