1. 子どもの歯ぎしりとは?原因と成長との関係
2. 子どもの歯ぎしりによる歯や顎への影響とは
3. 子どもの歯ぎしりが気になる場合の対処法
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
子どもが寝ているときに歯ぎしりをしている音を聞いて、不安に感じたことはありませんか。歯が削れてしまうのではないか、顎に悪い影響があるのではないかと心配になる保護者の方も少なくありません。子どもの歯ぎしりは成長過程でみられることも多く、必ずしも異常とは限りません。しかし、症状によっては歯や顎に負担がかかる場合もあるため、適切に見守ることが大切です。歯ぎしりの原因や影響、対処法を知ることで、子どもの口腔環境を守ることにつながります。今回は子どもの歯ぎしりについて、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科が解説します。
1. 子どもの歯ぎしりとは?原因と成長との関係
子どもの歯ぎしりは乳幼児期から学童期まで幅広い年代でみられます。まずは歯ぎしりが起こる理由や成長との関係について確認していきましょう。
①子どもの歯ぎしりとは
睡眠中や無意識の状態で上下の歯を擦り合わせたり、強く噛みしめたりする状態を歯ぎしりといいます。子どもにみられることは珍しくありません。
②噛み合わせの調整
乳歯から永久歯へ生え替わる時期は噛み合わせが変化します。その過程で歯ぎしりが起こり、顎や歯の位置を調整していると考えられることがあります。
③ストレスや緊張の影響
入園や入学、生活環境の変化などによる緊張が影響することがあります。日中に受けた刺激が睡眠中の歯ぎしりとして現れる場合もあります。
④鼻づまりや口呼吸
アレルギー性鼻炎などで鼻づまりが続くと、睡眠中の呼吸が不安定になることがあります。その結果として歯ぎしりがみられる場合があります。
⑤体質的な要因
子どもの歯ぎしりは、生活習慣や成長過程など複数の要因が関係していると考えられています。原因は一つではなく、噛み合わせの変化や睡眠中の状態など、さまざまな要素が重なってみられることもあります。
子どもの歯ぎしりは成長の一環としてみられることもありますが、状態によっては注意が必要です。まずは原因を理解し、適切に見守ることが大切です。
2. 子どもの歯ぎしりによる歯や顎への影響とは
歯ぎしりが続くと歯や顎に負担がかかることがあります。一方で、すべてのケースで問題が起こるわけではありません。
歯ぎしりによる影響は頻度や力の強さによって異なります。気を付けたい変化について確認しておきましょう。
①歯のすり減り
強い歯ぎしりが続くと歯の表面が少しずつ摩耗することがあります。乳歯は永久歯より柔らかいため、すり減りが目立ちやすい傾向があります。
②歯への負担
歯に繰り返し強い力が加わることで、歯に細かなひびが入る場合があります。見た目ではわかりにくいため定期的な確認が重要です。
③顎の筋肉の疲労
顎の筋肉に負担がかかることで、朝起きたときに顎のだるさや疲れを感じることがあります。食事中に違和感が出る場合もあります。
④噛み合わせへの影響
歯ぎしりの状態によっては、成長途中の噛み合わせに影響する可能性があります。永久歯への生え替わり時期には注意が必要です。
⑤睡眠への影響
歯ぎしりが頻繁に起こる場合、睡眠の質に影響することがあります。睡眠中の呼吸状態も含めて確認が必要になることがあります。
歯ぎしりによる影響には個人差があります。歯や顎への負担が大きくない場合は経過観察となることも多いため、必要以上に心配しすぎる必要はありません。
3. 子どもの歯ぎしりが気になる場合の対処法
歯ぎしりに気づいた場合は、まず状態を確認しながら落ち着いて対応することが大切です。必要に応じて歯医者へ相談しましょう。
家庭でできる対処法と受診の目安についてご紹介します。
①歯ぎしりの頻度を確認する
毎日続いているのか、どの程度の強さなのかを確認しましょう。気づいた内容を記録しておくと受診時の参考になります。
②生活リズムを整える
十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がけることが大切です。リラックスできる環境づくりも役立つ場合があります。
③鼻づまりの改善を検討する
口呼吸や鼻づまりが続く場合は、小児科や耳鼻咽喉科への相談も検討しましょう。呼吸状態の改善によって歯ぎしりが軽減することがあります。
④歯や顎に異常がある場合は受診する
歯のすり減りが目立つ場合や顎の痛みがある場合は、歯医者での診察をおすすめします。状態に応じた確認や対応が受けられます。
⑤歯並びが気になる場合は相談する
永久歯への生え替わり時期に歯並びや噛み合わせが気になる場合は、小児歯科や小児矯正で相談することも大切です。
子どもの歯ぎしりは様子を見るだけでよい場合もありますが、歯や顎への影響が疑われる場合には早めに歯医者へ相談することが重要です。
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
千葉県市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科では、発育段階にあるお子さんの将来を見据えた小児歯科・小児矯正治療を提供しています。
子どもの心身的な負担に配慮しながら、親御さんのお考えや子どもの成長、口腔内の状態を考慮した適切な治療法のご提案に努めています。
①乳歯(子どもの歯)・生え変わったばかりの永久歯(大人の歯)のむし歯予防
むし歯予防の基本はお家でのセルフケアです。お子さんご自身が正しい歯磨きが行えるようレクチャーを行います。また親御さんへ仕上げ磨きのコツや効果的な歯科用品のアドバイスを行っています。
子どもの歯自体をむし歯菌からバリアするためにフッ素塗布やシーラント充填(奥歯の溝を埋める処置)も行っています。
②正常な成長を促して歯並びを改善する小児の「顎顔面矯正」
顎顔面矯正とは、顎(あご)や顔面の骨格のバランスを整える治療のことです。一般的な歯列矯正が「歯をきれいに並べる」ことを目的とするのに対し、顎顔面矯正は「顎の成長や骨格全体の調和を改善する」ことを目的としています。
《顎顔面矯正の特徴》
1. 骨格レベルでの改善
上顎・下顎の位置や大きさのバランスを整える
歯並びだけでなく、顎の成長や噛み合わせ、顔貌の調和を目指します
2. 成長期の子どもを対象にすることが多い
成長を利用して骨格の発育をコントロールできる
早期治療(5~12歳ごろ)により、抜歯や外科手術のリスクを減らせる
3. 成人にも適応される
顎変形症などの場合は、外科手術(外科的矯正)と併用することが多い
成人矯正ではスプリントや外科矯正を組み合わせることもある
《具体的な治療方法》
・急速拡大装置(RPE):上顎を広げるための装置
・フェイシャルマスク:上顎の前方成長を促す
・機能的矯正装置:下顎の成長を誘導
《顎顔面矯正が適応されるケース》
・上顎または下顎が前後的にずれている(出っ歯・受け口)
・顎が狭く、歯が並ぶスペースがない
・顔の左右非対称が気になる
・咀嚼や発音に問題がある
《顎顔面矯正のメリット・デメリット》
◎ メリット
・顔貌や噛み合わせの調和を目指せる場合があります
・抜歯を回避できる可能性がある
・呼吸や発音に関連する口腔機能の改善が期待できる場合があります
✖ デメリット
・成長期を過ぎると効果が限定的
・矯正期間が長くなる場合がある
・痛みや違和感を伴うことがある
顎顔面矯正は、特に成長期の子どもにとって有効な治療法ですが、成人でも適応できるケースがあります。患者さんの骨格や症状に応じた適切な治療計画が重要です。
③MFT(口腔筋機能療法)
口腔筋機能療法「MFT」(Oral Myofunctional Therapy)とは、食べる(咀嚼)時、飲む(嚥下)時、発音時、呼吸時の舌や口唇の位置の改善を目的とした各種トレーニングです。MFTを継続して行うことで口腔周囲の筋肉バランスを整え、癖を直すことができます。特に指しゃぶりと舌癖は、MFTでの症状改善が期待できます。
当院は小児口腔発達不全学会の認定資格の「口腔機能支援士(ORFS)」の歯科衛生士が在籍し、導入時の指導説明からアクティビティの指導まで正しい知識の元、子どもの発育をサポートしています。
《使用する装置》
プレオルソ矯正:就寝時を中心にマウスピースを装着しながら、お口の周囲の筋肉や舌の使い方を整えることを目的とした装置です。プレオルソ単独で歯並びを整えるというより、口呼吸や舌癖、お口ポカンなどの口腔機能の改善を目的として使用することがあります。
詳細は以下サイトページをご覧ください。
https://srdc.jp/menu/child/
まとめ
子どもの歯ぎしりは、成長に伴う噛み合わせの変化やストレス、呼吸の状態などさまざまな要因によって起こります。多くの場合は成長の過程でみられる現象ですが、歯のすり減りや顎の痛みなどがある場合には注意が必要です。日頃から様子を観察し、気になる症状がある場合は歯医者で相談しましょう。子ども 歯ぎしりについてお悩みの方は、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科までお問い合わせください。
監修:下総中山アール歯科 院長 若林 孝宏
略歴
- 2007年 明海大学歯学部 卒業
- 神奈川歯科大学臨床研修
- 某県法人 勤務
- 某県法人チーフドクター
- 某県法人副院長
- 都内法人副院長
- 2018年 下総中山アール歯科 開業
所属学会・資格
- 日本歯科医師会
- 千葉県歯科医師会
- 市川市歯科医師会
- 日本顎咬合学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本顎関節学会
- 日本顕微鏡学会
- 日本メタルフリー学会、他
- 歯科医師臨床研修 指導医
- 市川市立新井小学校 校医
- ペリソルブ・カリソルブ認定医