▼目次
1. 小児歯科で行うフッ素塗布はどんな処置?
2. 小児歯科で行うフッ素塗布の効果とその必要性
3. フッ素塗布はどのくらいの頻度で通う?小児歯科への通院頻度とは
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
子どもの歯は大人に比べてやわらかく、むし歯になりやすい傾向があります。そのため、歯を強くしてむし歯を防ぐ「フッ素塗布」は、小児歯科で行われる代表的な予防処置のひとつです。とはいえ、「そもそもどんな処置?」「どれくらいの頻度で通えばいいの?」と疑問を持つ親御さんも多いでしょう。今回は、小児歯科で行うフッ素塗布の流れや効果、通院の目安について、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科が解説します。
1. 小児歯科で行うフッ素塗布はどんな処置?
フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を直接塗ることで、歯の質を強くし、むし歯予防に役立つ処置とされています。ここでは、小児歯科で行うフッ素塗布の流れを解説します。
①塗布前の口腔内チェック
まず歯科医師または歯科衛生士が、歯の状態を確認します。むし歯の有無や歯の生え替わりの状況、歯ぐきの健康状態などを丁寧に観察します。
➁歯のクリーニングと乾燥
歯の表面に汚れや水分が残っていると、フッ素が浸透しにくくなります。そのため、専用の器具やガーゼで歯をきれいにしてから乾燥させることがあります。
➂フッ素の塗布
ジェル状または泡状のフッ素を、歯ブラシや綿棒を使って歯全体に塗布します。使用されるフッ素は医療機関専用の濃度で、短時間で処置を終えられることが多いです。
④塗布後の注意
処置後30分程度は、飲食を控えるよう案内されることがあります。フッ素が歯の表面に十分に作用する時間を確保するため、この時間を守ることが大切です。
⑤使用するフッ素の種類
一般的に小児歯科で使用されるのは、高濃度の「フッ化物(フッ素化合物)」です。市販の歯磨き粉よりも濃度が高く、歯の再石灰化を助けるといわれています。
フッ素塗布は、子どもの歯をむし歯から守るために欠かせない、大切な予防ケアといえるでしょう。
2. 小児歯科で行うフッ素塗布の効果とその必要性
フッ素塗布には、歯を強くしてむし歯を防ぐだけでなく、進行を抑える働きもあるとされています。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は酸に弱いため、この時期にしっかりケアすることが、将来の歯の健康につながります。
①歯の再石灰化を促す
むし歯の初期段階では、歯の表面が溶け始めていることがあります。フッ素はその部分に働きかけ、カルシウムなどを再び歯に取り込むことで、表面の修復を助ける効果が期待できます。
➁歯質を強くする
フッ素が取り込まれると、「フルオロアパタイト」という酸に強い構造がつくられやすくなります。これによって、むし歯菌が出す酸に対しても溶けにくくなります。
➂むし歯菌の活動を抑える
フッ素はむし歯菌の働きを弱め、酸の生成を抑えるとされています。その結果、むし歯の発生リスクを下げる効果が期待できます。
④生えたての歯を守る
乳歯や生えたての永久歯は未成熟で弱いため、定期的なフッ素塗布が歯の保護に役立つことがあります。
フッ素塗布は、歯磨きだけでは防ぎきれないむし歯リスクを減らすために有効とされる予防処置です。定期的に受けることで、健康な歯を長く保つ助けとなるでしょう。
3. フッ素塗布はどのくらいの頻度で通う?小児歯科への通院頻度とは
フッ素塗布は、一度行えば終わるものではなく、定期的に継続することで効果を高めやすくなります。
①通院の一般的な目安
小児歯科では、3〜4か月に1回のペースでフッ素塗布を受けるのが一般的です。フッ素の働きは時間とともに弱まるといわれており、一定の間隔で補うことで、定期的に補うことでむし歯予防につながりやすくなります。
➁むし歯リスクによる違い
甘いお菓子やジュースをよく摂る、歯磨きを嫌がる、仕上げ磨きが不十分といった場合は、むし歯のリスクが高まりやすくなります。このような場合、2〜3か月ごとの短い周期でチェックとフッ素塗布を行うこともあります。
➂家庭でのフッ素ケア
歯医者での塗布に加えて、家庭でもフッ素入り歯磨き粉や洗口液を取り入れると効果的です。毎日の仕上げ磨きで少量のフッ素を使用することで、歯の表面をより強く保ちやすくなります。
④通院を継続するメリット
定期的な受診では、フッ素塗布だけでなく、歯の成長や噛み合わせの確認も行われることがあります。むし歯の早期発見や、歯の生え替わりに伴うトラブル防止にもつながるため、成長段階に合わせて継続的に通うことが大切です。
日々のケアと定期的なフッ素塗布を続けることで、子どもの歯はむし歯に強くなり、将来の歯並びや口腔内環境を守る助けになるでしょう。
4. 市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科の小児歯科・小児矯正
千葉県市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科では、発育段階にあるお子さんの将来を見据えた小児歯科・小児矯正治療を提供しています。 子どもの心身的な負担に配慮しながら、親御さんのお考えや子どもの成長、口腔内の状態を考慮した適切な治療法のご提案に努めています。
①乳歯(子どもの歯)・生え変わったばかりの永久歯(大人の歯)のむし歯予防
むし歯予防の基本はお家でのセルフケアです。お子さんご自身が正しい歯磨きが行えるようレクチャーを行います。また親御さんへ仕上げ磨きのコツや効果的な歯科用品のアドバイスを行っています。 子どもの歯自体をむし歯菌からバリアするためにフッ素塗布やシーラント充填(奥歯の溝を埋める処置)も行っています。
②正常な成長を促して歯並びを改善する小児の「顎顔面矯正」
顎顔面矯正とは、顎(あご)や顔面の骨格のバランスを整える治療のことです。一般的な歯列矯正が「歯をきれいに並べる」ことを目的とするのに対し、顎顔面矯正は「顎の成長や骨格全体の調和を改善する」ことを目的としています。
《顎顔面矯正の特徴》
1. 骨格レベルでの改善
上顎・下顎の位置や大きさのバランスを整える
歯並びだけでなく、顔の非対称や咬み合わせのズレを改善
2. 成長期の子どもを対象にすることが多い
成長を利用して骨格の発育をコントロールできる
早期治療(5~12歳ごろ)により、抜歯や外科手術のリスクを減らせる
3. 成人にも適応される
顎変形症などの場合は、外科手術(外科的矯正)と併用することが多い
成人矯正ではスプリントや外科矯正を組み合わせることもある
《具体的な治療方法》
・急速拡大装置(RPE):上顎を広げるための装置
・フェイシャルマスク:上顎の前方成長を促す
・機能的矯正装置:下顎の成長を誘導
《顎顔面矯正が適応されるケース》
・上顎または下顎が前後的にずれている(出っ歯・受け口)
・顎が狭く、歯が並ぶスペースがない
・顔の左右非対称が気になる
・咀嚼や発音に問題がある
《顎顔面矯正のメリット・デメリット》
◎ メリット
・顔全体のバランスが整う
・抜歯を回避できる可能性が高い
・呼吸や発音の改善にもつながる
✖ デメリット
・成長期を過ぎると効果が限定的
・矯正期間が長くなる場合がある
・痛みや違和感を伴うことがある
顎顔面矯正は、特に成長期の子どもにとって有効な治療法ですが、成人でも適応できるケースがあります。患者さんの骨格や症状に応じた適切な治療計画が重要です。
③MFT(口腔筋機能療法)
口腔筋機能療法「MFT」(Oral Myofunctional Therapy)とは、食べる(咀嚼)時、飲む(嚥下)時、発音時、呼吸時の舌や口唇の位置の改善を目的とした各種トレーニングです。MFTを継続して行うことで口腔周囲の筋肉バランスを整え、癖を直すことができます。特に指しゃぶりと舌癖は、MFTでの症状改善が期待できます。 当院は小児口腔発達不全学会の認定資格の「口腔機能支援士(ORFS)」の歯科衛生士が在籍し、導入時の指導説明からアクティビティの指導まで正しい知識の元、子どもの発育をサポートしています。
《使用する装置》
プレオルソ矯正:1時間程のトレーニングと就寝時のマウスピース矯正装着で効果が期待できる、子どもにかける負担をなるべく抑えた治療法です
詳細は以下サイトページをご覧ください。
まとめ
フッ素塗布は、子どもの歯をむし歯から守るうえで大切な予防処置です。歯の質を強くし、むし歯菌の活動を抑える働きが期待できるため、定期的な塗布と家庭でのケアを続けることが大切です。乳歯から永久歯への移行期こそ、歯医者での定期的なチェックとフッ素塗布を組み合わせ、将来の歯の健康を育てていきましょう。
小児歯科やフッ素塗布についてお悩みの方は、市川市 下総中山の歯医者 下総中山アール歯科までお問い合わせください。
監修:下総中山アール歯科 院長 若林 孝宏
略歴
- 2007年 明海大学歯学部 卒業
- 神奈川歯科大学臨床研修
- 某県法人 勤務
- 某県法人チーフドクター
- 某県法人副院長
- 都内法人副院長
- 2018年 下総中山アール歯科 開業
所属学会・資格
- 日本歯科医師会
- 千葉県歯科医師会
- 市川市歯科医師会
- 日本顎咬合学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本顎関節学会
- 日本顕微鏡学会
- 日本メタルフリー学会、他
- 歯科医師臨床研修 指導医
- 市川市立新井小学校 校医
- ペリソルブ・カリソルブ認定医
